2025年5月に、日本100名城巡りで、長野県の上田城に行った時の、お土産屋さんにあった一冊。
単純に表紙の絵がカラフルで可愛かったのと、「ご当地本」が好きなので、手に取りました。
奥付によると、第一刷が2025年1月8日なので、発行されたばかり。なんか嬉しい。
帯の言葉をご紹介。
上田市日本遺産が短編小説集になりました。
時代小説、SF、青春ノスタルジー、少年の成長記、民話、落語小噺・・・
信州上田を舞台にした十話十色の物語

5人の作者(ペリー荻野さん、橋本達典さん、岡沼美樹恵さん、山本敦さん、秦野邦彦さん)が2話ずつ書かれて10話が収録されています。
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ちなみに、上田市の日本遺産認定ストーリーは以下の通り。
レイラインがつなぐ「太陽と大地の聖地」
~龍と生きるまち 信州上田・塩田平~
(詳細は上田市のホームページをご覧ください。)
恥ずかしながら、この本を読むまで「レイライン」の意味を知りませんでした。
(googleAIによる概要:古代遺跡や聖地などを直線で結ぶとされる神秘的なラインのこと)
歴史好きな私の、特にお気に入りのお話は、以下の3話。
STORY1:五尺七寸の光(江戸時代に背の高い女性の生きにくさと、幸せになるまでのストーリー)
STORY2:忍びと瑠璃(忍者の世界の厳しさをリアルに感じられる)
STORY7:シン説・舌喰池異聞(舌喰池の名前の由来になった悲しいお話を、別視点で展開)
信州旅行の終わりにこの本を見つけ、読み始めたのですが、先に読んでおけば良かったと思いました。
というのも、各所の伝説や、老舗喫茶店などが登場してて、「ここがあの話で出てきたあの場所か」とか思いながら巡ると、益々楽しかっただろうなと思います。
もし、上田を旅行されるご予定がある方は、こちらの本を読まれてから訪れるのをおススメします。
巻末にカラーで「上田市周遊ガイド」も付いてて、お得感満載ですよ。

調べたら、ネット通販も普通にしてるみたいです。
~ 今回はここまで ~
現代のスピードに合わせて気持ちが逸っても慌てない。
一気にしてしまおうとしない。それでは結局続かない。
運鈍根。チャンスを逃さず、小さな事からコツコツと。
これで夢にまた一歩近づいた。
では次の課題へ。
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